甘い綿菓子のような
まぼろしのような幸せは
いつのまにか現実にどっぷり浸かった私には
もう訪れないのだろうか
無我夢中になるとか
なにもかも忘れちゃうくらいのめり込むとか
そんな感覚を以前は普通に持っていたのに
いつのまにか第三の目で
物事を冷静に見るようになっている
それが世間では大人になると言うのかもしれないが
私には、それが幸せなことなのかわからない
社会は人と共存して成り立つものだから
なんでもかんでも自由に動けるわけじゃない
かといって
なにもかも社会の目を気にすることでもない
そのさじ加減がたまに乱れて
なにをしているのか
自分がわからなくなる