空想とタメイキ

ポエトリーリーディングをするのがゆめでした。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

笑い泣き

あたしに幸せをくれた 形なんかないけど ワクワクをくれた 嬉しかったけど なんだか凄く泣きそうなのはなんで? 終わりが見えたからなのかな

終わらない疑問

変わらないことは 強みでも弱みでもある 変化して得る何か 変化しないからこそ、得る何か どちらにも価値があり どちらにも意味はある 両方を得ることは難しい 大切なのは 選んだ生き方を誇りに思うこと どんなことにも正解なんてなくて 頭では分かっている…

遠い

泣き出しそうになる心を 止まらない想いを どうやって、 どうすれば、 あたしの中から、吐き出せるのか 背を折り曲げて 風で髪が逆立つ中 あたしの口から漏れるのは 小さな嗚咽だけ どうしてあのとき 振り向いてもらえなかったのかな あたしの視線、わかって…

言葉が喉につかえる

言葉が喉につかえる 気持ちを、言葉に変換するのがうまくできなくて どうしたら、この気持ちが あたしの中から出せるのか 伝えたいことはたくさんある ただ、喉につかえて、うまく出せなくて ただ、好きなだけなのに

震える息

膝をあわせて 両手を膝の上に乗せる トリートメントをしっかりした髪の毛は しっとりとしていて落ち着いている 紺色のスカートとクリーム色のシャツ 言葉を出そうとすると 息を吸い込んでしまって話せない 本当はもっと思いを伝えたい 私の言葉で伝えたい も…

先回り

知ってるよ 他人のふり わかってる 距離を縮めないで ねえ、それ もう私のことだって私わかってるよ そういうの、いいと思ってしてるのか知らないけど やばいなぁ 好きなんだよね ばかな人

遠くの胸

吸い込まれそうな空気の鮮度に私は目を閉じた 全身すみずみまで、この新鮮な空気が私に染み込むまで 何度も息を吸って吐く 耳が冷たくなって 頬が紅潮する 目を開けたら涙がこぼれた 指先まで、つま先まで 漲るものを感じる (今なら飛べるかもしれない) そ…

偽りの自由に安堵

遠くから呼ぶ声が聞こえる 私は耳を澄ませて、それがいつもの声であることを確認して安堵する 大丈夫 すぐに向かわなくても怒られはしない その声が聞こえている間 私は安心に包まれたまま自由になれる 鳥かごの外に出て自由になっているのに その声が届く範…

甘美な夢

あなたの言葉に一喜一憂 揺れ動く気持ち 完全に調子を狂わされているけど 揺れ動かされることすらしあわせで 突き落とされても 褒め上げられても 私の思考や行動、私という存在を 動かされていることがうれしくて このまま私の意志がなくなって 私というもの…

添う

いつだって待ってるだから安心しておいで心の中なんて誰にでもわからないものあなた自身にも、もちろん私にもわからないから未来があるどうにでも変われるって思えるの素敵でしょう?何がどうなろうとも待ってるよいつもそばで

送信失敗

どうしてうまく伝えられないんだろう なんで分かってもらえないんだろう どんなに言葉に気をつけても どんなに意味が違うと伝えても 受け取られてしまう 意図しない、私の本心ではない、思い 言葉を重ねて重ねて 坩堝にはまっていく 頑なになった相手の心は…

私のしあわせ

あたたかく しあわせに包まれていると ふいに手を離したくなる そのときに あなたはどんな顔をするんだろう そのときに あたしはきっと 開放感を感じてしまう しあわせを手放すことに微笑んでしまいそうで 離したくなる手を握り返して しあわせなのか分から…

微笑みながら凍る

遠くを見ている そう思った 目の前にいるけど、私と話をしているけど 彼の目線の先には未来があって そこに私がいないことが 私には分かる 私は笑顔を貼り付けながら 彼の未来をただただ聞く 私と違う道を歩いていることをはっきりと感じながら だんだん見え…

氷と熱

冷たい指先と熱い耳たぶ冷静な気持ちと火照る思い相反するものがいつもあたしをバラバラにする

晴れ晴れしい

もうすぐだね はちきれそうな胸をかかえて 私は歩き出すことになるんだ 楽しみで、心が弾んで口から飛び出しそう じっと座っていられなくてバウンドしちゃう ありがとう、ってこの世の全てに感謝の気持ちがわいてくるよ 小指のピンキーリングを光らせて 道を…

安心の元へ

泣いたらいいと思うよ たまに怒ったり 照れたり 拗ねてもいいんじゃないかな 笑ってなくていいよ そんなに自分守らないで 怯えないで もう大丈夫だから 声を立てて笑うことで 気持ち消そうとしないでよ その大事な気持ち こっちに預けてごらんよ 決して粗末…

求める

痛いときは心細い世界でひとりぼっちになったかのように背中を丸めて膝を抱える大丈夫?の声をそばにいるよ、の声を背中をさする温かい手をくださいあたしはこんなにも小さくて脆いもうすぐ消えてしまう

泣いて

腕をつかみながら着いて行ってたのは いつだったろう いなくなったら泣いて 寂しくなったら泣いて なんでどうして、と我が儘を言っていた いつしか そんな自分を忘れていたけど 忘れられて 本当は泣いていたんだよ 本当は 泣いているんだよ 今も

笑い話

いつになったら笑い話にできるだろう何度も脳裏で繰り返す 顔の強張りなしで話せている自分 少しの同情を交えているけどそこまで重く受け止めていないみんなの顔それが理想なのにまだ シミュレーションで涙が溢れるもう20年も前の話を私は笑い話にできないな…

ゆるむ

ぬくもりを感じると どうして ほほが緩むんだろう 心がほぐれて まるで優しい人にように 振舞うことができる

シンクロ

気にしてないつもりでも いつの間にかうつむいたり 歩くのが遅くなったりしてる憂鬱の影っていつも いつの間にか忍び寄って あたしにシンクロする胸の心臓を ぎゅってしてくるから たまになんか涙が出そうになるよ気にしてない、気になんかしてない そもそも…

生きる

つまずく 見上げる 遠い、遠い空 視点が変わる 空から見下げる 小さい、小さい自分 そんなにちっぽけな体で この大きな世界で ただ生きる以外、なにができるというの?一生懸命生きる以外、なにができるっていうの?そんな悩みなんて忘れてしまいなさい 明日…

しあわせな一瞬

脳内がぼおっとしてきて なにをしているのか分からなくなる時があるの 突然笑ってしまいそうで 自分がどこにいるのか忘れそうで この体も この世界も なんだったか全部思い出せなくなりそうな時が、あるの 小さな死みたいなもの それを感じるときに、一瞬し…