空想とタメイキ

ポエトリーリーディングをするのがゆめでした。

遠い


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泣き出しそうになる心を

止まらない想いを

どうやって、

どうすれば、

あたしの中から、吐き出せるのか

背を折り曲げて

風で髪が逆立つ中

あたしの口から漏れるのは

小さな嗚咽だけ

 

どうしてあのとき

振り向いてもらえなかったのかな

あたしの視線、わかってるはずなのに

わかってたから、なんだよね

あなたの背中が

あたしを完全シャットアウトしてた

 

すごく

すごく

すごく

遠かったよ

もう終わったんだなって

まだ近くにいるはずの遠いところにいるあなたを見ながら

あたしは、涙もでなかったよ