遠い
泣き出しそうになる心を
止まらない想いを
どうやって、
どうすれば、
あたしの中から、吐き出せるのか
背を折り曲げて
風で髪が逆立つ中
あたしの口から漏れるのは
小さな嗚咽だけ
どうしてあのとき
振り向いてもらえなかったのかな
あたしの視線、わかってるはずなのに
わかってたから、なんだよね
あなたの背中が
あたしを完全シャットアウトしてた
すごく
すごく
すごく
遠かったよ
もう終わったんだなって
まだ近くにいるはずの遠いところにいるあなたを見ながら
あたしは、涙もでなかったよ