空に浮かぶ涙
ほんとはもうずっと長いこと泣きそうだった
私のやりきれなさを
その風呂敷にふんわりと大きく包んで
空に投げて
風に乗って
いつか結び目がゆるく解けて
きらきらと空の塵になればいい
どうして胸は苦しくなるの
どうして私のつま先はステップが踏めないの
耳の後ろがもどかしくて
わけもなく涙が流れるの
その涙を乾かしてくれる熱い風はいつだって吹かなくて
私の涙の跡をあなたに見られてしまう
空に溶けるように
私の涙とやりきれなさを
空中に分散させたい