さようならを伝える日

いつか言うことになる
さようなら

私はどんな顔で、思いで
口にするんだろう

その言葉を私の唇が発する日までは
何度でも笑顔を作りたい

終わりが見えているから
その日までを楽しんでいける

終わりが見えているから
泣かないでいられる

その日が来ないことを祈るなんて
今の私にはできない

いつかは来る
さようならを伝える日
そのときの私が
どうか幸せであるように

今を精一杯
幸せに過ごそう

さようならを呟いたときに
涙がこぼれないように