空想とタメイキ

ポエトリーリーディングをするのがゆめでした。

見えないものに縛られている、気がしているのは私自身

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逃げたくなって

反対方向に歩き出して、立ち止まる

振り返って

少し戻って

 

そんなことを繰り返しているうちに

どんどん時間ばっかり過ぎて

 

逃 げ た    い

 

その気持ちが途切れていく

本当は何にも縛られていないから

反対の方向に歩き出すのなんて

足さえ動けば出来るはずなのに

 

(逃げるのは、悪いこと)

 

その道徳的な感情が私を縛るから

私の足は動かなくなって

自分の気持ちを振り切って

元通りの動きをし始める

 

誰に操られているの?

今生きている私は

誰の人生を生きているの?

 

私の気持ちはどこにあるの?

私の胸の中に

あるの?

 

泣きながら走ってもいいし

笑いながら逃げてもいいのに

 

見えない世間の空気に縛られて

でも

そこから逃れないのは

間違いなく

私の意志だ

 

結局

戻るのを決めているのは

誰かに

動かされているわけじゃない