欲しがり
同じ姿勢をしていたら
足が痛くなるように
同じ生活をしていたら
どこか痛むと思うんだ
少し体勢を変えるように
少しの変化は時に必要で
だけど
なにが必要で
自分が何を求めているのか
それは分からなかったりして
きちんと前を向いたり
向上心あるふりして空を見上げてみたり
凛とした姿勢を意識したり
そんなことしてみるけど
別になにも思いつかなくって
足りない足りない嘆いちゃって
満たされない思いは募るのに
なにで満たせばいいのか分からない
ため息をつきそうになったら
口を「ぷ」の形にしよう
そしたら変な声出るから笑えるし
そうしたらなにもかもどうでもよくなるかもしれない
ぐにゃんと体曲げて
笑えるかもしれない
足りない、って
もっと、って
なにか、って
欲しがり、やめよう