2016-07-01 ■ 些細なことをたくさん考える時間があった、あの頃 少しの痛みも見逃さずに、傷つくことができた 生活が押し寄せて 小さなことに目を向けなくなって 大怪我をしないと傷とは認めなくなって そんなふうになって それでよかったのか 風の音、冬の匂い、砂利の冷たさ そんなものをどこかに忘れてしまったような 後回しにしてしまった気持ちを、感覚を、取り戻す時間さえ見つけられなくて どんどん、些細なことに鈍感になっていく 生きるって、そういうものだったのかな